こんにちは。
今回は、第3のシャンプーとして位置づけられる
をご紹介します。
第3のシャンプー?
ボタニカルシャンプー!?
これって何?とお思いかと思います。
第1のシャンプー → オーガニックシャンプー
第2のシャンプー → シリコンシャンプー
を指しています。
ボタニカルですが、意味としては、
植物の
や
植物学の
になり、ボタニカルシャンプーは、
植物の力を取り入れた
や
シャンプーと言うことのようです。
ボタニカルシャンプーもオーガニックシャンプーも、どちらも、植物を使っていることは確かですが、オーガニックシャンプーの場合、
オーガニック認定
を受けた植物成分を使用することが必要となります。
しかしながら、ボタニカルシャンプーは、オーガニック認定を受けているかどうかというのは問題では無く、
直物由来の成分を使用している
というになります。
どちらにせよ、オーガニックもボタニカルも目指しているところは、
自然派
であることに間違いはありません。
ボタニカルシャンプーは、本当に髪に良いのか?についてですが、
髪、地肌に優しい天然由来成分と水を90%以上配合し、弱酸性の石けん成分を使用することで、必要な油分を流しすぎることがありません。
そのため、うるおいと輝きを与えてくれる年齢に応じたエイジングケアを行うことも出来ます。
気になる成分ですが、ヤシ、パーム、大豆、サトウキビ、甘草、とうもろこし、アボカド、マカデミアナッツから抽出された成分を配合しています。
その成分は、
水、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、ラウレス-4カルボン酸Na、ココイルグルタミン酸Na、デシルグルコシド、グリチルリチン酸2K、サトウキビエキス、セラミド2、PEG-30フィトステロール、加水分解ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、コカミドMEA、リンゴ酸、ポリクオタニウム-10、エタノール、BG、DPG、セテアレス-60ミリスチルグリコール、PPG-4セテス-20、EDTA-2Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料
となっていて、最も気になるのは、どのような界面活性剤が使われているかになります。
界面活性剤は、元々、混じり合わない物質の界面の性質を変える物質のことを指していて、この物質が低刺激のものであれば髪に優しいと判断できます。
では、ボタニカルシャンプーには、どのような界面活性剤が含まれているのか見てみると、なかなか興味深く、複数の界面活性剤がバランス良く配合されているようです。
それも、比較的優しい成分で作られています。
1つ目
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コカミドプロピルベタイン → 両性界面活性剤
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン
両性界面活性剤。
洗浄力は高めだが刺激性がほとんどなく、両性界面活性剤の中でも刺激が少ない。
泡立ちが良く、刺激緩和・コンディショニング効果がある。
洗い上がりはしっとりタイプで特にダメージヘアに適性があり、カラー・パーマヘアにも向いている。
低刺激なのでベビーシャンプーにも良く使用されている洗浄剤。
2つ目
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ココイルメチルタウリンNa → アニオン界面活性剤
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム
アニオン界面活性剤。
性質がアミノ酸に似ているため、アニオン界面活性剤の中でも低刺激で安全性が高い。
適度な洗浄力を持ち、泡立ちも良い洗浄剤。非常に高価な成分の一つ。
さっぱりタイプで洗い上がりはふんわりタイプ。
3つ目
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ラウロイルメチルアラニンNa → アミノ酸系界面活性剤
ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム液
ヤシ油脂肪酸とアラニンで作られるアミノ酸系界面活性剤。
アミノ酸系の中でも低刺激で安全性が高い。
適度な洗浄力・泡立ちがあり、グルタミンより洗浄力・泡立ちが良い。
さっぱりタイプで洗い上がりはふんわり・さらさらに仕上がる。
4つ目
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ラウラミドプロピルベタイン → ベタイン系両性界面活性剤
ラウリン酸アミドプロピルベタイン
ベタイン系両性界面活性剤。
低刺激でコンディショニング性を持つ洗浄剤。洗い上がりはしっとりとした良好な質感が得られる。
ラウレス硫酸Na等のアニオン界面活性剤の刺激緩和効果も持つ。
5つ目
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ラウロイルサルコシンNa → アミノ酸系界面活性剤
ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム
アミノ酸系界面活性剤。
保湿性を持つ洗浄剤だが、アミノ酸系の中では刺激・アレルギー性が高いため
最近は使用傾向が少なくなっている。
石鹸等と同等の高い洗浄力を持ち、殺菌性を持つので
あまりメインとしては使われない洗浄剤。
6つ目
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ラウレス-4カルボン酸Na → 高級アルコール系界面活性剤(弱酸性石鹸系洗浄剤)
特徴を分かりやすく言うと、洗浄力は高いのに頭皮には低刺激という高性能な成分です。髪のたんぱく質に対しても優しいのが特徴です。この成分は、シャンプー以外にも、基礎化粧品・メイクアップ用化粧品・ボディケア剤・ヘア系製品にも使われており、コストのかかる成分なので、市販のシャンプーではほとんど使われていない成分です。
皮脂を根こそぎとらず、適度に皮脂を残してくれます。
泡立ち・泡切れもいいのが特徴です。
7つ目
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ココイルグルタミン酸Na → アミノ酸系界面活性剤
N-アシル-L-グルタミン酸ナトリウム
代表的なアミノ酸系界面活性剤。
皮膚・毛髪に対し低刺激な界面活性剤で、泡立ち・洗浄力は控えめ。
毛髪への吸着性に優れ、コンディショニング効果がある。
洗い上がりはしっとりタイプ。特にダメージヘア・乾燥毛に適した洗浄剤。
8つ目
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デシルグルコシド → ノニオン界面活性剤
アルキル(8〜16)グルコシド
ノニオン界面活性剤。
低刺激で洗浄性を持ちながら、優れた気泡力がある。
アニオン界面活性剤の洗浄補助として使用される場合が多く、メインで使用される事は少ない。
その他、気になる成分として、
グリチルリチン酸2K
がありますが、これは、
グリチルリチン酸ジカリウム
マメ科植物のカンゾウ(甘草)から抽出される成分。
医薬部外品に属するシャンプーに多く配合されている。
安全性も高く、抗男性ホルモン作用も持つため、育毛剤にも広く使用されている。
というように、敏感肌の人にも、優しい成分も含まれていて、成分に配慮した製品だと思います。
このように、子供から大人まで安心して使うことの出来るシャンプーです。